18話予告はアッシュと英二の掛け合いでした。
アッシュと英二2人の掛け合いって初めてですね。
「予告でアッシュと英二2人の掛け合いってないな~。もしかして最終回のためにとってるのかな」
と思ってたんですが、ここに来てアッシュと英二2人を持ってきたので意外でした。
前回17話でブランカが登場したのでてっきりブランカが18話の予告に登場するのかなと思ってたし。
18話予告のアッシュと英二のラーメンライスの話は原作にも出て来るので、18話ではこのシーンはカットされちゃうんですね。
18話のアッシュと英二の和やかシーンはエビとアボカドサラダだけ。
っていうかこのアボカドシーンで2人のまともな和やかシーンは最後だと思うと切ない。
アッシュに超嫌味をかます英二。
っていうかここに来て新聞が登場。
今までずっとスマホとタブレットだったのでこのシーンもタブレットにするのかなと思っていましたが、やっぱりこのシーンは新聞の方がしっくりくるな。
18話の先行上映に行った人のツイートによると、ファンの要望が多ければ「光の庭」の映像化も検討するとスタッフが言っていたらしいですが、個人的には「光の庭」の映像化はしないでほしいんですよね~。
「光の庭」は作者の吉田秋生氏が「鎮魂と再生の物語」だと言っているし、ファンの間でも救いの物語みたいな位置づけをされているけど、私にとっては救い以上にメンタルにとどめの一発って感じなので。
私にとっては光の庭より最終回のシーンの方がまだ救いがあるんですよ。その後どうなったか自分で想像する余地があるから。
アニメが始まった当初は光の庭まで映像化してほしいってなんとなく思ってたけど今はしてほしくないなぁ。
漫画だけの物語として大切にしまっていてほしいという気持ちが強いです。
18話放映後に原作比較と感想を追記します。
バナナフィッシュアニメ18話と原作比較
18話はアッシュと英二がラーメンライスを食べにいくシーンがまるまるカットされたし、アッシュと伊部さんの印象的なシーン(伊部さんが阿修羅像について語るシーン)もカットされましたが、シーンとセリフが上手くカットされてシンプルにまとめられつつもすごく良い演出だなぁと、映画のストーリーみたいだなと思いながら観ていました。
18話の演出は9話(ショーターの回)とは違った意味で最高でした。
っていうか1話から18話の中でベスト1を選べって言われたら18話を候補に挙げるかも。
作画が安定していてストーリーに集中できたのも大きいですね。山田歩氏最高。
最後のシーンのアッシュの表情(車に乗せられた所)が原作の比じゃなく絶望的・無気力な表情で。
アッシュのあの顔みてズシーンとした気持ちのままサブタイトルのバックのイエローがズガーンと目に入って来てツライ。
さて、最初から順番に原作と比較していきます。
まず英二がアッシュを起こすシーンですが、原作ではアッシュのパンツがブリーフでしたがさすがに変えてきましたね(笑)。ボクサーパンツっていうのかな、アレ。トランクスじゃないよね。
英二がシャワーを浴びたアッシュに
「お・そ・よ・う」
というシーンですが、原作では
「おそよう(Good afternoon)」
という英語表記になっているんですが、今回のアマプラの英訳では
「Finally」
となっていました。「やっと起きたか」って感じなんですかね。
「おそよう」の英訳については別に大した事はないんですが、バナナフィッシュのアニメの英訳を毎回見ていると訳が結構アバウトだったり、そもそも英語で日本独特の表現がなかったりして
「そこ、そういう感じで訳して欲しくないんだけど・・・」
とか
「ああ、このニュアンス英語じゃ伝わらないんだなぁ」
ってもどかしい気持ちになるんですよね。
「お前良い主夫になれるぜ」っていうアッシュのセリフも「nice wife(良い奥さん)」って訳されてたしなぁ。
英二「低血圧なんてか弱い女の子みたいだな」
は、原作では
「低血圧なんて女みたいだな 婦人科で見てもらったほうがいいんじゃない」
でした。
「か弱い女の子」に限定したんだね。英二、女全員を敵に回さなくて良かったね(笑)。
原作ではアッシュのセリフも違って「早朝ゲートボールでも習ったらどうだ」でした。
セサミストリートは原作のまんま。セサミストリートはいつの時代も変わらないんだね(笑)。
伊部さんとマックスがマンションを訪れ、マックスとアッシュが外で話をしている時、伊部さんと英二が会話するシーンがカットされました。
このシーン、何気に好きだったんですけどね。
伊部さん「ハードな事に巻き込まれちゃったなぁ」
英二「でも不思議と怖くはないんです・・・マヒしちゃったのかな」
伊部さん「そうだな・・・オレも怖くはない そういう感覚はないな。傍観者じゃなく当事者になったせいかな。こっちに来てもう1年になるか・・・」
「安心しろ もう1人で帰れとは言わないよ帰る時は一緒に帰ろう ただしあまり無茶するなよ お前に何かあったら俺はこの国に来た事を一生後悔しなきゃならない」
という2人の会話がありました。
アッシュがマックスと一緒にブランカが狙撃したビルで話すシーンですが、アニメでは狙撃した場所にブランカが「海流の中の島々」の本を置いていてアッシュがそれに気づく、という演出でしたが原作では違います。
原作ではアッシュが英二と一緒にラーメンを食べに行き、その帰りに2人が銃撃され、銃撃から逃れてマンションに戻って来た所で、マンションの1階のロビーに置いてある「海流の中の島々」の本を見てアッシュがブランカだと気づくというものでした。
ブランカがアッシュと英二の写っている写真を見て「お前はこれから忙しくなるぞ」と言いましたが、原作ではその後でブランカが小型のナイフを写真の英二に向かってシュっと投げ、英二の頭にザクっと刺さり、「どこまでやれるか見せてもらおう」というセリフがありました。
キッパードの現場検証をしているジェンキンズ警部とチャーリーのシーンもまるまるカット。
英二が撃たれるシーンですが、原作ではアッシュがボーンズとコングに
「お前たち 英二と一緒にしばらくキッチンの方に行ってろ ただし窓には絶対に近づくな そして何があってもこの部屋には入るな」
と言うセリフがありました。
「なんであんたなんだ・・・」とアッシュが雨の降る窓の外を見て思うシーンは、原作ではアッシュが外に出てずぶ濡れになりながら空を見つめるというシーンでした。
アニメにするとちょっと大げさな感じになりがちなこういうシーンをあえて室内に変更したのは私的には良かったなと思いました。雨の雫の演出もとても綺麗。
月龍、ゴルツィネとの取引が成立した後のシーンは回想のようにテンポよく進んでいきましたが、原作ではアッシュ&伊部さん&アレックスのシーンと、アッシュ&マックス&ジョージのシーンがきちんと描かれています。
伊部さんがアッシュに
「君はおそろしく優秀な指揮官(リーダー)なんだな 彼ら(アレックスたち)と話しているといかに君に心酔しているかよくわかる 子分というより「信者」だ・・・彼らにとって君は神そのものだな」
アッシュ「・・・なんだい急に」
伊部さん「君が神なら東洋には君にぴったりのがある ”阿修羅王(あしゅらおう)”というんだ (中略)・・・戦いを好む猛々しい邪神とされている なのにその姿は美しい少年の顔をしているんだ 名前も似てるだろ」
アッシュ「だけどおれは仏(ブッダ)に帰依しないぜ」
という2人の会話がありました。
昔旅行に行った時に阿修羅王の像を見た事があるけど、確かにアッシュにぴったりだなぁと思います。
19話の展開予想
19話はシンが再登場します。
英二が月龍を言い負かして去っていくシーンと、シンが月龍に「あんたの負け」ってツッコむシーンが楽しみだな。
アッシュがどんどん弱っていって拒食症になるので18話に引き続き切ないシーンてんこ盛りですが。
アッシュがゴルツィネに向かって放送禁止用語連発するシーンがあるのでアニメではなかなか難しいかもしれないけれど、あそこのシーンはアッシュが経験して来た事がリアルに伝わってくる重要なシーンなのでなるべく削らないでほしいな。
「フ○ック人形」とか「めちゃくちゃレ○プされた」とか「せいぜい○ンポコのしゃぶり方を~・・・」とか「その気になった時に精○を流し込む」とか・・・。
ケインも再登場するかな。
次回のサブタイトルは「氷の宮殿」です。「氷の宮殿=ゴルツィネ邸」って事かな。
アッシュとゴルツィネが脱税祝いのパーティーに出かける前のシーンくらいまで行くと思います。
コメント