バナナフィッシュ23話の予告動画です。
てっきりブランカ×シンで来るかと思ったんですが。
そして最終回がアッシュ×英二だと思っていました。
でも23話がアッシュ1人ってことは、最終回の予告ナレは英二で決まりじゃないですか?
ここで2話の英二の棒高跳びのシーンが出てきましたね。
23話で回想シーンが入るって事なんでしょうか。
って事は23話も結構じっくりスローペースで進むんのかな。
23話の題名は「誰がために鐘は鳴る」。ヘミングウェイの小説です。
23話、キリが良い所でいえば精神衛生センターの戦いの前までなんですが、それだと最終回の尺が結構キツくなるので、精神衛生センターの戦いでゴルツィネが撃たれてアッシュが再び捕まる所までかなと思ってました。
でも予告見るとアッシュのカットしか使われてないし、予告の最後の2人の手とか、アッシュのナレーション的にもアッシュと英二のシーンをラストにもって来るのかな。
後ろ姿だけだけど作画がとても綺麗。っていうか色合いがすごく綺麗。朝焼けだよね。ここで英二の棒高跳びを思い出すんだろうか。
手も綺麗。この手つきってOPのアッシュがガラスに手をそっと伸ばすシーンと重なりますね。
そしてアッシュと英二の手。ついに来るのかぁ、このシーンが。
そうか、アニメのアッシュは「それでも俺は手を伸ばし続ける」のか。
原作既読の私からするとこのセリフはちょっと意外でした。
もし精神衛生センターの戦いまで行かないとしたら、23話ラストはアッシュと英二の病院の別れのシーンしかないな。
ところで最終回のサブタイトルってどうなるんだろう?
私の中ではラストはヘミングウェイかなぁと予想しているんですが。
バナナフィッシュの中にも名前が登場した小説「キリマンジャロの雪」と「海流の中の島々」はヘミングウェイの小説だし、実際にサブタイトルに使用された小説はヘミングウェイのものが多いので。
それにアニメバナナフィッシュのサブタイトルはアメリカの純文学、かつヘミングウェイが亡くなった1961年以前の小説のタイトルからチョイスしていると脚本の瀬古氏が雑誌のインタビューで語っていて、ヘミングウェイが基準になっているようなので、締めもヘミングウェイかなと。
でも最終回にぴったりの題名が見当たらなくて、何になるのか見当がつかないです。
「武器よさらば(A Farewell to Arms)」←ちょっと最終回っぽくない・・・
「日はまた昇る(The Sun Also Rises)」←ラストシーンとは合わないかなぁ・・・
「身を横たえて(Now I Lay Me)」←まんまだな・・・アッシュ・・・。
「2つの心臓の大川 (Big Two-Hearted River)」←1クール目のEDの心臓のイメージ(テキトー)
「世の光 (The Light of the World)」←インパクトに欠ける・・・
「だれも死にはしない(Nobody Ever Dies)」←いやいやいや・・・
「死の遠景(Landscape with Figures)」←これもまんま・・・
敢えて言うなら「日はまた昇る(The Sun Also Rises)」かなぁ。
アッシュの本名の「アスラン」が「夜明け」という意味で「Sun(太陽)」繋がりだし、「夜明け(dawn)」から「日の出(sunrise)」へ、みたいな感じでなんとなく希望を感じさせるタイトルになるから、ラストシーンのダメージも多少は和らぐかなと。
不意打ちでサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」もありうるけど。
ちょっと最終回のタイトルっぽくないけど、ED(エンディング)の映像があんなだし、小説の内容的に最終回のアッシュと英二にちょっとかぶるし、アニメ1話がサリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」だったから、最初と最後にサリンジャーを持ってくるとか。
ライ麦と言えば、アッシュと英二のED(エンディング)の映像はもう流れないのかな?
ずっと特殊EDが続いていてしばらくあの映像とご無沙汰なので、せめてもう1回流してほしいと思ってるんですが。
24話(最終回)は多分もう流れないだろうから、流れるとしたら23話しかないんですよね。
今週は珍しく1週間が早く感じました。もう23話予告の日なんだなって。
バナナフィッシュ終わったら寂しいような、ほっとするような。
23話放映後にまた記事追加します。
23話の感想、作画についてなど
う~ん、23話は作画をもうちょっと頑張ってほしかったなぁというのが正直な感想。
時々目覚めたようにパッといきなり美麗アッシュや英二が登場するので心臓に悪かったです(笑)。
最終回で大変なのはわかってるんですが、ちょっとアッシュの顔が崩れ過ぎ(涙;)
DVDではちゃんと修正されるんだと思いますが。
↓この寝ている英二3ショットは綺麗だったな。
最終回の総作画監督は山田歩氏と林明美氏。
もう名前見ただけでどんな作画の最終回になるのか期待してしまいます。
ゴルツィネが撃たれる所まで行きましたね。やっぱこれくらい進まないと最終回の尺がキツいよね。
シンはすごく原作っぽかったです。原作と同じ表情・アングルだと嬉しくなるな。
ラオがアッシュに「この血も涙もない化け物に!」って言った後にシンがラオをバシッと殴りましたが、原作ではシンが机を「バンッ」と叩くだけでした。
アニメの殴る演出の方がスカッとして良かったな。
やっぱりケインは素敵(俺はお前を信じてる)。
この時のケインとアッシュのセリフのやりとりが原作から少し省かれていました。
ケインが「お前でも取り乱す事があるんだな」と言った後、原作では
アッシュ「幻滅したろ」
ケイン「まさか。安心したぜ、お前も人間だって。いつも冷静でコンピューターみたいなお前より俺は好きだぜ」
というセリフがありました。
前々回、21話でもケインのアッシュに対するセリフ(あの日本人はお前の手下じゃないな・・・~って所)が削られましたが、こういうケインの印象的なセリフが所々省かれてしまったのが何気に残念です。尺の問題もあるし、削っても問題のないセリフなのでしょうがないんですが。
ちなみに月龍の過去回想シーンもほぼ原作通りって感じでした。
そうか、ここ(ブランカの荷物)に「武器よさらば(A Farewell to Arms)」を持ってくるのか。
これ見た瞬間、最終回のサブタイトル候補から「武器よさらば」が消えました(笑)。
アッシュと英二のロミジュリシーンは原作のまんまでした。
この後の2人の手のアップシーンはアニオリです。
そして、英二が伸ばした手をひっこめたのもアニオリ。
英二がグッとこらえてひっこめた右手がとても切ない演出でした。
英二の涙の「タメ」の演出も原作にはなかったです。
原作では英二が涙を流しながら目をカッと見開いてアッシュの顔を見ながら「行けーーー!!」というシーンの1カットのみでしたが、アニメでは英二が涙を流して一瞬グッとこらえた後に下を向いて「行けーーー!!」でした。
下向きの「行けーーー!!!」もこれはこれで切ない・・・。
アッシュのこらえ顔の涙もアニオリ。(こっちの方が切なさ倍増)
原作のアッシュも涙を流していますが、こらえ顔ではないです。
原作ではチャーリーが銃を持ってアッシュを追いかけるのでもっと切迫した感じだったんですが、アニメのチャーリーは手ぶらでした。
ところで予告動画の映像に映った2話の英二の棒高跳びのシーンなかったですね。
アッシュのナレーションのために入れただけだったんですね。
24話(最終回)について
24話は10分延長の40分拡大放映ですね。
サブタイトルは「ライ麦畑でつかまえて」でした。
最初(1話)と最後(24話)にサリンジャー。
もうタイトル聞いただけでしんどい。エンディングのあの2人の映像も思い出すし。
最終回来てほしくないけどもう中途半端にモヤモヤ重たい気持ちでいるのも嫌なのでさっさと終わってほしい、解放してくれという気持ちもありつつ。
「ライ麦畑でつかまえて」って有名なタイトルですが一度も読んだ事がなかったのであらすじを調べてみたんですが、主人公が最後にニューヨークを旅立つ前に大好きな妹に別れを言いに行ったところ、妹が「私も連れて行って」と言うらしいんですが、なんかアッシュと英二のラストシーンに少しかぶるのであらすじ知った時はちょっと切なくなりました。
「ライ麦畑で捕まえて」は直訳すると「The Catcher in the Rye(ライ麦畑で捕まえる人)」という意味で、これは主人公の言葉が由来になっていて、ライ麦畑の崖から子供達が落ちそうになったらその子をさっとキャッチする、そういうものに僕はなりたいんだ、というようなセリフがあるんですが、これ知った時にまたエンディング映像のアッシュと英二(特に英二)が思い浮かんでますます切なくなり、改めて考えると最終回にはぴったりのタイトルなのかもと思わされました。
アッシュにとっては英二が「The Catcher in the Rye」だったんだなぁと。
「光の庭」の英二まで知っているとますます「The Catcher in the Rye」が身に染みる。
シンの「お前ってやつは他人のギリギリのSOSをなんて敏感に感じとるんだろうな」っていうセリフを思い出して・・・。
英二にとってもアッシュが「The Catcher in the Rye」だったと言えると思うんですけどね。
24話予告で英二が「次回バナナフィッシュ、『ライ麦畑で捕まえて』」って言うのを想像すると切ない・・・。
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