バナナフィッシュ20話の予告動画です。
サブタイトルは「The Unvanquished(征服されざる人々)」。
ウィリアム・フォークナーという人が書いた短編小説のようです。
20話はだれの掛け合いかな~と思っていましたが、まさか英二×ブランカで来るとは思いませんでした。
予告前半の英二とブランカの会話は原作にもあるので、このシーンはアニメではカットという事ですね。
(原作では「エクスキューズミー すまないがシャンペンを頂けるかな」っていうセリフだけで、予告のように英二のタイやヘアセットを直してあげるシーンはないですが)
アニメの英二のボーイ姿はどんな感じになるのかなと思っていましたがこんな感じなんですね。原作より垢抜けてる。
20話はアクションシーンがメインの回です。
博物館の恐竜の骨が映ったので博物館の戦いのシーンまで行くんですね。
予想していたより結構ストーリーが進みそうです。
ってことは地下の戦いのシーンは結構駆け足で進む感じなんでしょうか。
アニメ20話はちょうど文庫本9巻の冒頭から始まるんですが、9巻の半分以上は余裕で進む事になりそうです。(今まではアニメ1話につき文庫本半分進めるか進めないかくらいでした)
アッシュが博物館の中から外をのぞくシーンも原作にはないなぁ。(※←(11/21追記:漫画をよく確認してみたら有りました、外をうかがうシーン)
そしてようやくラオがまともにしゃべりそうです。
ラオって原作と随分顔が変わってブサイクなんだよね・・・。原作では割とイケメンの部類の顔なんですが。
アニメバナナフィッシュのキャラの中で一番原作の顔から改変されたのってラオだと思う。
それにしてもアニメも残り5話の時点でまだ登場すらしていない敵キャラ(フォックス)が1人と、重要キャラなのに姿だけでほとんどまともに言葉を発していないキャラ(ラオ)が1人。
(公式サイトの人物相関図の中のシンの横にラオがずっと居座っているのが違和感半端ない)
20話・・・博物館の戦い(途中まで?)
21話・・・フォックス登場
22話・・・ジェシカ再登場?&英二銃撃
23話・・・アッシュと英二の別れ&精神衛生センターでの戦い始まり
24話・・・精神衛生センターでのフォックスとの戦い~ラストシーン
って感じかなぁ。
最終回のラストシーンの辺りは結構時間を割いて丁寧に描かれると思うから駆け足ではないと思うんですよね。
なので最終回に精神衛生センターの戦いをまるまる持ってくる事はないんじゃないかと思っています。
アクションシーンはどこら辺が削られるんだろう。フォックスとの野戦の辺りかな。
どうでもいい話ですが、今日スマホの電話画面の「キーパッド」の文字が「キッパード」に見えました。重症です(笑)。
20話放映後に原作との比較と感想をアップします。
20話の原作との違い、感想、作画について
え~っと・・・月龍の衣装にもはや吐き気しか感じなくなりました(苦笑)。
白地にピンクの花柄。ついていけませ~ん。
アニメでは月龍が差し出したシャンペンをアッシュが振り払いましたが、原作ではブランカが様子がおかしいアッシュのアゴをクイッとやった時にアッシュがブランカの手をパシッと振り払うシーンでした。
ブランカのアゴクイ→アッシュ振り払う は19話と被るので変更したのかな。
原作ではパーティーのシーンでアッシュに対する月龍のセリフとブランカの独白があったんですが省略されました。
月龍
「ごらんよ あの冷たく冴えた彼の表情を それでいいのさアッシュ 何者もよせつけず溶けることを知らぬ氷の刃ーーー。それでこそ我が生涯の敵 情におぼれた友情ごっこなどおよそ君にふさわしくない」
ブランカ
(あなたはご存知ないのだ若君 あの氷の彫像の内には誰より熱い血が流れていることを あれがああいう貌(かお)をする時は何より恐ろしいのだ おそらくおまえはその頭の中でさまざまな策略をめぐらせていることだろう・・・(略))
英二とボーンズがロッカールームで準備するシーンはてっきり省略されるかと思ったんですがちゃんとありましたね。
英二がゴルツィネに銃を向けるシーンは原作ではかっこいい感じなんですけどね。
アニメはカワイイ表情にされてしまいましたが。
20話の作画がやばいとツイッターで見かけましたが、キャラの顔の崩れというより、キャラたちの動きがぎこちなかったり、「このシーンはキャラのアップの顔がほしいのに」と思う所が何か所かありました。
先行上映会も中止になってスタッフさん達ギリギリで仕上げているんでしょうね。
地下のシーンは全体的に原作より良かったと思いました。
アニメでは
英二「歩ける?」
アッシュ「ああ」
でしたが、原作ではアッシュを支える英二にアッシュが
「いい、自分で歩ける」
と言って1人で歩きます。
でも瞳孔が開いていると数時間の間目の焦点が合わなくて本当に足取りがおぼつかなくなるので(←眼科で目薬さされた経験あり)、特に薄暗い地下の中では英二に支えてもらいながら歩く方が自然だよな~なんて思いながら20話を観ていました。
英二が缶詰のスープをアッシュに手渡す時もちゃんと目が見えないアッシュの手を取って渡していましたが、原作ではこの手の描写はありません。
こういうちょっとした細かい動作が追加されていたことで、アッシュが本当に目が見えないんだなというのと、英二の気遣いが伝わって来て良かったです。
ただ、アッシュが「いつも最悪の事を・・・」と言いながら眠ってしまうシーンで、原作では英二がアッシュに自分の分の毛布をそっとかけてあげるんですが、このシーンはアニメでは省略されてしまいました。
今回は総作画監督が山田歩氏だったのに冒頭のパーティー襲撃シーンのアッシュの顔が
「あれ?山田歩氏のアッシュじゃない・・・」
と思いながら観ていたんですが、ED(エンディング)のテロップで総作画監督に岸氏の名前も載っていて納得がいきました。
でもアッシュと英二のスープのシーンはちゃんと山田歩氏のアッシュでした。
20話はアッシュ役の内田さんの声の使い分けが私的にすごいツボでした。
英二と一緒にスープを飲むシーンの静かで穏やかな口調、
「(英二)戻れぇぇ~~!」の悲痛な叫び、
「黙れ。腸(はらわた)で首を絞めてやろうか」と月龍に言うのシーンの静かで凄みのある声、
この3つのシーンの声が特に好きでした。
そして、いよいよラオがまともにしゃべりましたね。
ラオが喋るとバナナフィッシュも最終回に近づいてきたなぁと実感してちょっと切なくなります。
ラオ、やっぱり原作とは顔が別人だなぁ・・・。
原作では地下のシーンはもうちょっと長く描かれていましたが、アクションシーンを短縮しつつキャラたちの重要なセリフは削らずに上手く短くまとめられていました。
博物館の戦い、最後まで行きましたね。
まさか月龍の側近のウーがあっさり殺されるとは思いませんでした。
ウーは原作には登場しないアニメオリジナルのキャラです。
やっぱりモブキャラでした。
アッシュが月龍を足で突き落とした時、原作ではブランカがちゃんと受け止めたのにアニメでは床に放置された月龍を見て思わず笑ってしまいました(笑)。
原作ではそんなに高い階段じゃなかったんですけどね(アニメの半分くらいの長さしかない)。
アニメの階段のあの高さから突き落とされたら普通は重傷か下手したら死ぬよね。
ついに月龍が「さそり」を放ちます。
海外のコメントで
「月龍がガッカリキャラになっていると思うのは自分だけ?」「性格の悪い女みたい」
というのを見かけましたが、私も月龍のピークは「メジャーリーグ復帰おめでとう、アッシュ」でその後はひたすら下降していったので、なんで月龍ファンがたくさんいるのかがよく分かんない・・・。
ウジウジして嫌味ったらしくて陰湿でネチネチしてて、女より女っぽくない?
あれだけわがまま勝手な暴君で取返しのつかない悲劇を招いた張本人・加害者なのに悲劇のヒロインみたいな位置付けで被害者のように同情されているのが私から見ると不思議でたまらなくて。
物語的に必要なキャラだとは思うけどどこまで行っても好きになれないんだよね~・・・。
取りあえず駆け足で原作との違いを比較しましたが、また原作を読み直して気づいた所があったら追記していきます。
※原作を読み返してみると、20話は文庫本9巻のほぼ終わり辺りまで進みました。
今まではアニメ1話につき文庫本半分くらい進むペースだったので、20話は今までにないハイペースで進みました。
アニメ残り4話で文庫本は残り2巻(10巻・11巻)、アクションシーン1話分が削られるとの事なので、最後まで進めそうです。
アニメ21話はフォックス登場?
次回21話は原作通りならいよいよフォックスが登場です。
月龍の捕虜になった中国人たち(ラオとか)をアッシュたちが救出しますが、マーディアは再登場するかなぁ。
ショーターが死んだ後の回でマーディアのシーンがまるまる削られてしまったので、今回はちゃんと登場させてほしいなぁ。
フォックスとの戦いは1話分省略されるみたいなので、次回21話がどこまで進むかは予想がつきません。
原作通りならケインたちのたまり場がフォックスたちによって襲撃されますが、省略されるのかな。
マックスは再登場すると思います。マックスがアッシュに言う印象的なセリフが楽しみです。
ジェシカもギリギリ登場するかどうか位かな。
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