アニメBANANAFISH第1期ED「prayerX」を
歌っていたキングヌー、
白日で一気にブレイクして今や
日本のトップアーティストになりましたね。
久しぶりに「リスウフ vol.11」の
キングヌーのインタビューを
読み返してみました。
キングヌーのバナナフィッシュインタビュー
キングヌーのインタビューは4ページ。
こうやって見ると今と比べてまだ垢抜けてない感じが新鮮ですね。
キングヌーにとって初めてのアニメ曲が
1期EDの「prayerX」になったそうですが、
バナナフィッシュは根強い人気作品だけに
prayerXをリリース後はツイッターのフォロワーも
目に見えて増えたそうです。
ちなみにバナナフィッシュはノイタミナで
放送されましたが、井口さんも昔から
ノイタミナ作品をよく観ていて
アニメ好きだそうです。
「僕だけがいない街」
「攻殻機動隊」
「甲鉄城のカバネリ」
等のアニメがお気に入りなんですね。
井口さんは小学生の時にバナナフィッシュを読んでいた
井口さんは4人兄弟の末っ子らしいですが
お姉さんやお兄さんの影響で
家には沢山の漫画が置いてあり、
小学生の頃にすでにバナナフィッシュは
読んでいたとの事。
なのでバナナフィッシュのED曲の話をもらった時はとても嬉しかったそうです。
(ちなみに井口さんの好きなキャラはマックスだとか)
井口さんがバナナフィッシュを知っていたのも意外でしたが4人兄弟だったのにも驚きました。
prayerXの制作秘話
prayerXは作詞担当の常田さんから
歌詞が届いたのが締め切りの2日前という
ギリギリのスケジュールで作られたんですね。
常田さんはバナナフィッシュを知らなかった
ようですが、歌詞を書くにあたって
ちゃんと原作を読み込んで
アッシュの気持ちになって書かれたそうです。
私もバナナフィッシュのEDで
初めてprayerXを聴いた時は
アッシュの心情を歌っているような歌詞と
物悲しい独特なメロディに
とても切ない気持ちになりました。
「暗くて救いようのない雰囲気」で
作ったと言っている通り、
今聴いても当時アニメをリアルタイムで
観ていた時以上に打ちのめされる感じです;;
今でも車の中でよくprayerXを聴いていますが、
歌詞は抽象的で誰でも共感できると
井口さんが言っているように
バナナフィッシュファン以外の人が聴いても
切なくなる曲だと思います。
井口さん、
「もちろんアッシュのことを書いた歌詞ではありますけど、それだけではなくて、きっとあいつ(常田さん)の苦しみも表現されていると思います」
と語っています。
ちなみにうちの子供らは
娘はprayerXを「怖い」と言って聴きたがらず、
逆に息子は「アッシュの怖いやつ聴きたい!」
と言ってなぜか大のお気に入りです(笑)
CDのジャケット写真にファミコンの
コントローラーが描かれているのは
井口さん曰く「prayer」と「player」を
かけているんじゃないかとの事。
右下にはアッシュっぽい顔(鼻、口、髪)
も映っていますね。
歌詞へのこだわり
バナナフィッシュ制作サイドから
オファーをもらった時、最初は
英語の歌詞を入れてほしいと
言われていたそうですが、
キングヌーとしてのこだわりで
日本語の歌詞のみで書いたそうです。
英語が分からない私としては日本語ばかりの歌詞で良かったなぁと思います。
2期EDのサバプロのREDも大好きなんですが
歌詞が全部英語なので、
せっかく曲調は大好きなのに
少しでも日本語を入れて欲しかったなぁと
思ったので。
洋楽的な曲をあえて日本語ばかりで歌う事で
あの独特な雰囲気を持った曲に仕上がるんですね。
ちなみに井口さんはバナナフィッシュEDの
アッシュが水中に溺れていく映像を見る前から
こういう雰囲気の映像がつく事を
想像していたそうです。
井口さんの想像通りの映像(ED)になったんですね。
アニメのバナナフィッシュもしっかり視聴されていたようです。
サバプロのバナナフィッシュインタビュー
サバプロのバナナフィッシュインタビューも
あったので紹介しておきます。
サバプロはメンバー5人とも
バナナフィッシュを知らなかったので
曲のオファーがあってから
原作を読まれたそうです。
ちなみにメンバーたちの推しメンは
Yosh・・・アッシュの親父(アッシュと和解したシーンはスッキリした)
Tatsuya・・・ショーター(ファンキーな見た目が好き。自分も昔モヒカンにしていた。)
Ivan・・・アッシュ(あんなかっこよくはなれないから(笑))
Yudai・・・英二(主人公を引き立たせる役。最終回まで読んだらアッシュ派から英二派にチェンジした)
Show・・・アッシュ(頭がいいから)
だとか。
Yoshさん、原作を読んでアッシュと英二のキスシーンにびっくりしたらしいです。
「found&lost」制作秘話
バナナフィッシュサイドからは
「サバプロらしいもので」
とオファーがあったとの事。
バナナフィッシュの物語からの
インスピレーションで曲を制作するのが
難しかったそうですが、
原作を読んでみて
自分が焦って切羽詰まってる時の気持ちが
リンクすると思い、そこから
サビ部分のフレーズが出来たそうです。
Yoshさん、アニメのバナナフィッシュは
1話から見ていたそうです。
1話の最後で自分たちの曲が流れて
思わず声が上がり、
2話目から冒頭OPで流れて
テンション上がったそうです。
内田雄馬、野島健児インタビュー
内田雄馬さんと野島健児さんのインタビューが14ページ載っていました。
まず、バナナフィッシュの世界観について。
野島さんはNYに行った事がなく、BFはファンタジーだけれど、リアルに伝わってくる事もあるので自然に世界観に溶け込む事ができる不思議な物語、との事。
内田さんも同じくファンタジーだけど入り込みやすい描かれ方がされていると仰っていました。
それぞれが演じるアッシュ・リンクス、奥村英二について。
野島さんは英二がアッシュに出会ってすぐに銃を触らせてもらう感覚が不思議だったそうで、そこに英二の「純粋性(幼さと表裏一体)」を感じたと。
あらゆる才能を持っているアッシュとどう対等に渡り合うのかというと、それは英二の「飛びぬけた純粋性」と「人の心を感じる能力が天才的」だとおっしゃっていました。
内田さんは最初原作を読んだ時、アッシュを完ぺきな人間だと思ったらしいですが、収録を進める内に彼も年相応の少年なんだと思うようになったと。
相手によって心の距離感を打算的に図るアッシュをどう演じれば良いのかがすごく難しかったそうです。
「思考と心の乖離している部分」があるアッシュ、その部分をリンクさせてくれるのは英二しかいないと。英二といる時が一番素直な自分を出せる。
お二人のインタビューを読んでいると、アッシュと英二それぞれの心情を深く考えながら注意深く演じていらっしゃるんだなぁと思いました。
印象的なシーンについて。
内田さんはアッシュがケープコッドで父親と会話した時の事がとても印象に残っているそうです。
不器用でぶっきらぼうな父親はアッシュに通じるところがあって、そういう所は「アスラン」が元々持っていた素質なんだと感じたと。
野島さんは「わ~い、カルフォルニアだ~い♪」の「だ~い♪」を言うのに相当覚悟がいったようで(笑)
「だ~い」を言えた瞬間、英二になれたと思ったとおっしゃっていました(笑)。
野島さんにとってバナナフィッシュは「希望」、内田さんにとっては「愛」だそうです。
プロデューサー瓜生恭子氏のインタビュー
瓜生さんによると、バナナフィッシュのアニメ化の話が動き出したのは2013年との事。
吉田秋生先生にアニメ化OKをもらうためにラブレターのような企画書やどういうアニメーションが作れるかを映像にまとめて送り、アピールしたそうです。
ちなみに瓜生さんはこのインタビューでもおっしゃっているように月龍派で有名(?)ですが、私は月龍大嫌いです(笑)。
いくら自分の生い立ちが不幸だからと言って個人的な嫉妬から英二を敵視して結果的にアッシュ、ラオを死なせてしまい、英二の事も地獄の底に突き落とした訳なので。
マックス訳の平田さんは、マックスと同じで現場を和ませるムードメーカーだったそうですよ。
尺が足りない中で、アッシュと英二のシーンだけは削らず、2人の心理描写をきちんと描いていく事をすごく大切にされたそうです。
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